ジョー・ダンテ監督おすすめの映画ランキングTOP5

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ジョー・ダンテ監督おすすめの映画ランキングTOP5

監督自身がホラーやSFを愛するオタクであり、その全精神が作品にぶち込まれている感じが良いと思います。好きな映画作品に徹底的にオマージュを捧げる作風でありながら、劇中では男女の若干のラブストーリーなども描かれており、観終わった後に温かい気分になれるのも良いです。

 

 

第5位.ジョー・ダンテ「インナースペース」

ジョー・ダンテ「インナースペース」がおすすめの理由

ジョー・ダンテ監督作品の中では、比較的正統派なSF映画だと思います。一見地味な作品ですが、人体の中に実験用の潜航艇が入っていくというアイデアが、公開当時新しく感じられました。またこの映画の視覚効果はスピルバーグ監督作品やルーカス監督のSFXやVFXを担当した、デニス・ミューレンによるもので、第60回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しています。潜航艇と共にミクロ化された主人公タックは、予定ではウサギの体内に入る筈であったのに、人体に入ってしまいます。実験ではしばし計算外の事が起こるものですが、この話の主人公はかなり悲惨だと感じました。潜航艇の酸素の量には限りがあり、よって時間に制限がある事がこの物語をスリリングなものにしています。また主人公に感情移入させられ、早く脱出しなければとやたら臨場感を煽られる作品でもありました。劇中の人体の体内の様子は、CGではなくミニチュア模型が使用されている様で、監督のこだわりが感じられます。

 

 

第4位.ジョー・ダンテ「トワイライトゾーン/超次元の体験」

ジョー・ダンテ「トワイライトゾーン/超次元の体験」がおすすめの理由

1983年製作のオムニバス映画。この映画にはスピルバーグやジョージ・ミラーらの作品も収められています。ジョー・ダンテの作品は第3話 の「こどもの世界」という話。女教師ヘレンは見知らぬ土地のレストランで道を尋ねている内に、1人の子供アンソニーと知り合います。更に駐車場で危うく自転車に乗る彼を撥ねてしまった事から、彼を自宅まで送る事になりました。アンソニーの家では両親と名乗る者以外にも、叔父や歳の離れた姉が出迎えますが、この4人がどこかよそよそしくて不気味です。更に会話も奇妙な程ギクシャクしたものでした。ヘレンは次第にこの家の不自然な部分に気付いて、逃げ出そうとするのですがそうはさせてもらえない。特にこの家の2階に1人でいる姉の口が無い理由が分かった時には、心底ゾッとしました。コメディタッチで描かれていますが、ホラー作品として充分楽しめる変わった物語です。またアンソニー宅のテレビでは常に陽気なカートゥーンが映し出されていますが、これは監督の好みによるものだと思われます。

 

 

第3位.ジョー・ダンテ「グレムリン」

ジョー・ダンテ「グレムリン」がおすすめの理由

1984年公開、当時は子供でも名前を知っているぐらい大変話題になった作品です。ポップなキャラクター造形と、グロテスクな映像描写が融合し、独特の世界観が表現されている鋭い作品です。30年以上前の作品になりますが、今鑑賞すると違った新しさが感じられるかも知れません。物語はクリスマスプレゼントとしてやってきた愛らしいモグワイが、繁殖しとんでもない事態に陥っていくというもの。ギズモと名付けられたこのペットには、3つの禁止事項があったのですが、それが守られなかった故にシャレにならない程の大惨事が起こります。3つの禁止事項の内、真夜中過ぎに食べ物を与えてはいけないというのがユニークで、ハラハラさせられました。一見子供向けの作品のイメージが強いですが、随所にブラックユーモアが挿し込まれているので、大人が観賞しても充分楽しめる映画ではないかと思われます。また最初の1匹はとても可愛いのに、その他増えた大勢が相当に悪いヤツらでそのギャップが楽しめる作品でもあります。

 

 

第2位.ジョー・ダンテ「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」

ジョー・ダンテ「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」がおすすめの理由

2003年に製作された、アニメーションと実写の融合作品です。本作は『ロジャー・ラビット』や『スペース・ジャム』など、他のアニメ実写融合映画と比較しても、よりカルトな作りで大人が楽しめる内容となっています。撮影はディーン・カンディによるもので、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をはじめ数多くのSF作品を手掛けています。物語は主人公であるD.J.ドレイクが、ルーニー・テューンズのバックス・バニーやダフィー・ダックと共に、父親のダミアン・ドレイクを助けるというもの。劇中ダミアンはスパイ映画で活躍する人気の俳優ですが、この役を演じているのが『007 リビング・デイライツの』ティモシー・ダルトン。更にダミアンが、実は本物のスパイであったという設定にも、創意工夫が感じられます。舞台はラスベガス、パリ、アフリカと目まぐるしく変わり退屈しませんでした。また主人公らが砂漠の中を歩いていると、エリア52という不思議な空間に入り込んでいきますが、その研究施設内に捕らわれた宇宙人らの造形がどれも個性的で必見です。

 

 

第1位.ジョー・ダンテ「グレムリン2 新・種・誕・生」

ジョー・ダンテ「グレムリン2 新・種・誕・生」がおすすめの理由

「1作目の方が良かった」という声と、「2作目の方が良い」と言う声でかなり好みが分かれる所ですが、本作品の方がより映画マニアや愛好家から好かれる作品である様です。続編嫌いの監督がグレムリンの続編の制作をどうしてもと依頼され、好きな様に作っても良いならという条件で本作品を撮ったと言われています。舞台はニューヨークの超ハイテクビル、クランプセンター。主人公ビリーはそこで働いているのですが、そこでギズモと再会するという物語です。規制が無く自由に作られている事によって、映画ってこんなに楽しいのだと改めて実感できる作品。よってグレムリンの暴れ具合も1作目以上のものとなり、全体的にグレードアップした作品であると感じられます。また劇中のグレムリンも蜘蛛と合体した様な奇妙なヤツから、サングラスをかけたインテリなど種類が豊富で楽しめます。また本作品にはランボーをはじめ、様々な映画作品に対してのオマージュが見られますが、何よりも監督がグレムリンに対してのオマージュを意識している所が素敵だと思います。

 

 

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