堤幸彦監督おすすめの映画ランキングTOP5

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堤幸彦監督おすすめの映画ランキングTOP5

ちょっとダークな雰囲気の中に、クスリと笑ってしまう静かなユーモアのセンスを感じます。これが一番好きなところです。映像の取り方も、個性的で映画を見れば堤監督の作品であることがすぐわかるところもすごいと思います。

 

 

第5位.堤幸彦「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」

堤幸彦「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説」がおすすめの理由

ドラマでも大ヒットしていたので見た人も多いかもしれません。美雪(ともさかりえ)の文通相手であるレイリーからある依頼を受け、一(堂本剛)と美雪は上海に向かいます。金田一シリーズらしく、そこで起きてしまう殺人事件を中心に物語は進みます。真犯人は、意外な人物となります。最初見たときは、そうだったんだ!!とビックリしました。そして、本作は犯人のストーリーがしっかりしていて、そこに至るまでの理由・そうせずにいられなかった背景が語られるシーンはむしろ犯人に同情してしまう始末でした。ここまで、中身に満足してみてこれたのですが、一番よかったのはラストシーンでした。ドラマシリーズを見ていた人はきっとみんな思ったと思うのですが、一と美雪は両思いのくせに告白が毎回なにかとうまくいかないんです。それが、本作でついにちゃんと気持ちを確かめあえる!ここが一番グッときました。シリーズの最後にふさわしい素晴らしいラストでした。

 

 

第4位.堤幸彦「BECK」

堤幸彦「BECK」がおすすめの理由

もともとハロルド作石の原作漫画のファンで映画館に足を運んだ作品です。配役がとても良かったですね。特にコユキ(主人公のボーカル)役の佐藤健さんはハマり役だったと思います。とてもかわいかったですね!ただ、やっぱり漫画の実写化にはつきものですが、イメージ的に表現が難しいのがコユキの歌だと思いました。コユキは非凡な声の持ち主という設定で、コユキが歌うと独特の世界ができるくらいすごいのですが、映画ではそこの表現がありませんでした。きっと、誰が歌ってもそうじゃない!と思う人が出てきてしまうので、これはこれでありかな?と個人的には思いました。コユキの声はやっぱり、みんなの想像の中でしか表現できないくらいすごい声だということだと思いますので。声自体はなしですが、映画の演出は演出でなるほど〜という感じはしました。コユキの声はさておき、ライブのシーンはやっぱり迫力がありました!実写ならではだと思いました。音が響き、メンバーがちゃんと動いているので、臨場感たっぷりでかっこよかったと思います。特に桐谷健太さん演じる千葉はプロ?って言うくらいすごかったです。

 

 

第3位.堤幸彦「本格科学冒険映画 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」

堤幸彦「本格科学冒険映画 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」がおすすめの理由

映画版20世紀少年はとてもよかったと思いました。3部作となっていて、しっかり描いています。原作(浦沢直樹の漫画)も読みましたが、少しだけストーリーが違います。どちらも良さがありますが、原作ではなんでそうなったの?という謎が残る部分もあったのですが、映画ではすっきりまとめてくれています。ストーリーとしては、やっぱり「ともだち」の正体と、ともだちというネーミングの意味が切ないな、と個人的には思います。子供時代に多くの人が感じるちょっとした出来事の積み重ねが、カツマタ君をあんな風にしてしまったんだと思うと遣る瀬無い気持ちになります。それでも、世界は救わなくてはいけません!そもそもはケンヂたちが作った「よげんの書」通りに事件が起きているわけですから。ケンヂたちは立ち向かっていくのですが、次々起こる事件にハラハラしながら見入ってしまいました。原作もそうですが、スケールが結構大きいので、見どころ満載ですよ。ラストシーンは賛否あると思いますが、私は好きです。「ともだち」があれだけのことをしでかした根本的な理由は、ケンヂと友達になりたかったのに、なれなかったから。それを知ったケンヂは中学生の頃に戻り(こうであって欲しかったという後悔が見せたもの)、カツマタ君と友達になるのです。

 

 

第2位.堤幸彦「人魚の眠る家」

堤幸彦「人魚の眠る家」がおすすめの理由

原作は東野圭吾さんの同名小説です。プール事故で突然脳死状態になってしまう娘・瑞穂をめぐり、人の生死に向き合っていくことになります。自分自身子供を持った今、自身に置き換えると切なくて涙が出ます。主演の篠原涼子さんが母親・薫子役ですが、目の力がすごくて迫力を感じました。娘を守るためなら何でもする、そんな母の強さがしっかり伝わります。周りからは、心臓が動いているだけの子を延命する姿に冷ややかな目で見られていますが、薫子自身は実はちゃんと現実を見ているんですよね。薫子は瑞穂の母親なので、ちゃんと娘の様子を見て「生きている」と思えるうちは、手放せないのです。後半、瑞穂が夢に現れ、去っていくシーンがあります…。どんな気持ちがしたのかな、と想像するとまた涙が出ます。きっと眼を覚ますことはないと知りつつも、そばに生きていてくれるだけで励みになるのが子供というものです。その子供が、本当に死んでしまった瞬間でした。目を覚ました薫子は、心臓は動いたまま、昨日と何も変わらないはずの瑞穂に対し、亡くなったことを認め、脳死判定を受けるのです。人の死を決めるのは誰か?とても重いテーマに正面から向き合った本作、涙なしでは見れない作品だと思います。

 

 

第1位.堤幸彦「トリック劇場版 ラストステージ」

堤幸彦「トリック劇場版 ラストステージ」がおすすめの理由

ドラマで大ヒットしたトリックの本当の最後の作品です。山田奈緒子(仲間由紀恵)と上田次郎(阿部寛)もこれで見納めかと思うととても寂しく感じます。本作は、シリーズを最初から見た人向けかな?と思います。山田と上田の掛け合いや警察の矢部(生瀬勝久)のハゲネタなど、ドラマシリーズでもお馴染みの小ネタ満載で思わずクスッとしてしまうのは健在です。本作で、山田は自分がシャーマンの出身であると気づき、後半は身を呈して、ガス爆発からみんなを救い死んでしまったかのような展開を迎えます。山田は爆発の前に「死後の世界があるなら1年後に絶対に連絡を取る」と上田と約束しました。上田は1年後、約束通り連絡を待ち、山田と交信できるかもしれない霊能力者を募集しますが1人も本物は現れませんでした。落胆する上田の元に最後に現れたのが…山田でした。山田は、爆発の影響で上田のことも覚えていません。リセットされた関係で、山田が披露したのは14年前、シリーズ冒頭の手品のシーン…。上田は、山田に「本当にyouなのか?」と尋ねます。その目には涙が!恋愛という関係には最後まで発展しませんでしたが、友情以上の関係を感じましたし、14年の重みもしっかり感じるラストで感動しました。

 

 

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