是枝裕和監督おすすめの映画ランキングTOP5

スポンサーリンク
entry
スポンサーリンク

是枝裕和監督おすすめの映画ランキングTOP5

とにかく人間愛があります。人の感情や気持ち、セリフひとつにしても重みがあります。とくに「家族」などが主にテーマで作品をみていると、自分がすぐに映画の世界にはいってしまうような感じがして、共感したり、勉強させられることが多いです。

 

 

第5位.是枝裕和「海街diary」

是枝裕和「海街diary」がおすすめの理由

出ている女優がとてもいいです。こんな美人な姉妹が現実にいたらいいですね。女優さんの演技がすごく良くて、何度も見とれてしまいました。現代社会の映画なのに、テレビや携帯などが出てこないのも美しい世界で平和な雰囲気が感じられました。また、鎌倉が舞台でこの映画ではその鎌倉の由緒ある環境や生活を破壊することがなく、哀愁がある作品です。原作をよんでいないのでわかりませんが、原作通りにつくっていると監督はいっていました。小さないくつものエピソードが重なって、それが本筋のエピソードにつながっていきよくできた映画だと感じました。料理をしたり、四姉妹で食事をしたり、仕事をしたり、部活にいったりといろんなことをするうちに四人が打ち解けて家族になっていくのがとても平凡でほのぼのします。何気ない一言が次のシーンにつながっていたり、この話は次があるのかなと思えば展開がなかったりいい意味で期待を裏切られました。とても日常的なハナシです。

 

 

第4位.是枝裕和「三度目の殺人」

是枝裕和「三度目の殺人」がおすすめの理由

視聴者の期待を裏切るゆっくりとしたドロドロの裁判の映画です。セリフの意味が濃く思わず深読みしてしまいました。会話のやりとりもスローペースでみていると、次の展開が読めません。もう少しテンポが速ければいいなと思いました。キャスティングは福山雅治と役所広司という豪華な俳優がでており、そこはよかったですね。裁判が舞台で広司裏切る公判中に供述をかえることにフリ回され、いつのまにか本当の事実が闇に消えわからなくなってしまいます。犯人捜しというより動機探しをしていっているんだなあと感じました。しかし、演出上盛り上がるシーンでも現実的に考えたらありえないシーンもありました。一番印象にあるのは三隅が自分の娘と重ねあわせて咲江と肉体関係をもってしまったことです。レイプの父親のことを相談されていたのに、そのようなことをするのは普通にかんがえてあり得ないことです。ここまできたらなんでもありなんですかね。見せ場だったんでしょうかね。

 

 

第3位.是枝裕和「そして父になる」

是枝裕和「そして父になる」がおすすめの理由

この映画は、6年間育てた子供が違う子供で取り違いがあったという話です。自分には子供がいないため、どうなるんだろう?自分だったらこうするかなぁ?など考えながらみていました。是枝監督はありのままの日常をかくのがうまいので、自然体すぎて、退屈にかんじる人もいた映画かもしれません。子供の取り違い物語で子供が中心の話になるとおもっていましたが、ストーリーが進むにつれて、父親もだんだん成長していきます。慶多くんがパパの姿をカメラにおさめているのに気づき、涙をこらえているシーンは心があつくなりました。何気ないシーンですが、涙が出そうで心の底からじーんときました。カメラのファインダーを通して、自分の情けなさや不甲斐なさに気づき、息子に言葉を発しました。このシーンのセリフまわしは絶妙によかったです。自分の非を認め、子供に誤り、これでまた一回り成長したと感じました。映画を見終わって自分が思う家族ってなんなのか考えさせられました。

 

 

第2位.是枝裕和「歩いても 歩いても」

是枝裕和「歩いても 歩いても」がおすすめの理由

長男の15回目の命日で集まった家族の物語です。楽しい話題があったり、悲しい思い出があったりと、いろんな展開の流れらあり。家族の歴史を感じれました。自分の育ってきた環境や家族構成に似ているところがあり、とても共感できました。ほのぼのしたあったかくて何気ない会話をするシーンがあって、家族ってこうゆもんだよなぁと実感しました。父親の稼業をつぐことになっていた長男の15回目の命日で、決して楽しいことではないけど、こんなときにも集まるのが家族で、そんなときも一緒にいることが家族でどんな時間も大切な時間なんです。そんなことも含めてすべての家族に歴史やストーリーがあるんですね。様々な思い出や夫婦の思い出があって、会うのが面倒でチクチク小言もいわれ、決してよい思いばかりではありませんが、そんなことも言い合えるのが家族だと思います。是枝監督がいいたかったのは、そんななにもないナチュラルなストーリーが家族で、家族を大切にしろよ。ということではないのでしょうか。

 

 

第1位.是枝裕和「万引き家族」

是枝裕和「万引き家族」がおすすめの理由

まず、万引き家族の6人の心情描写がとても鮮明にかかれています。ひとつ屋根の下に身を寄せ合ってくらしている6人ですが、親子や兄弟など一切の血縁関係はありません。気軽に万引きという手をつかってお互いをわかりあおうとしていました。決してセリフやそのような描写はありませんが。きっとひとりひとりが本当の家族になりたがっていて、家族という暖かさを求めているんだなぁと感じました。海辺でくつろぐシーンでは今、現代社会で問題となっている「貧困問題」への問題提起がなされているように思えました。作品にこめられた社会への批判や今の日本で問題になっている負の問題に関して是枝監督からなにかを訴えられ、深く考えさせられる映画です。さまざまな登場人物にフォーカスをあててみてみると、また新たな発見や心情、セリフの意味などまた違う目線でみることができます。改めて家族の形というものはなんなのか気づきました。是枝監督がなにをいいたいかはきっと視聴者にゆだねられているんでしょう。

 

 

コメント