クリント・イーストウッド監督おすすめの映画ランキングTOP5

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クリント・イーストウッド監督おすすめの映画ランキングTOP5

人によっては俳優の印象が強いかもしれませんが、個人的には監督としての印象も強い人です。また、映画監督で有名な人は世界中に多くいますが、俳優と監督で強烈な印象を残した人は、クリント・イーストウッドが一番ではないでしょうか。そんなわけで好きな映画監督となっています。

 

 

第5位.クリント・イーストウッド「バード」

クリント・イーストウッド「バード」がおすすめの理由

クリント・イーストウッドが、監督としてまだ大きな評価を得ていなかった時の作品だと思います。選んだ理由は、ジャズという音楽を聴き出したときに、ちょうどこの映画を見たからです。イーストウッド自身が若い頃にジャズの伝説的に有名なミュージシャンを見て、一度ジャズミュージシャンを目指したという話が印象的で映画の方も興味深く見させてもらいました。話は、若くして亡くなった天才サックス奏者のチャーリーパーカーの人生を辿っています。この映画の一般的な評価はあまり良くないかもしれませんが、イーストウッドのジャズに対する愛を感じることができて悪い映画には思えません。演奏をしている場面を見ると、監督はジャズが好きなんだというところを感じることができます。また、チャーリーパーカーを描いた映画などが他にないというところも、バードという映画を評価したい理由になっています。主演したフォレスト・ウィテカーが、実際のチャーリーパーカーに似ていないという評価をよく目にしますが、彼はチャーリーパーカーの弱い部分を上手く演じていると、個人的には思います。

 

 

第4位.クリント・イーストウッド「ルーキー」

クリント・イーストウッド「ルーキー」がおすすめの理由

クリント・イーストウッドが主演と監督を務めた映画で、彼の監督作品の中では珍しく刑事アクションが中心となっています。個人的には当時この映画は、映画館で見たのでイーストウッド作品のトップ5にどうしても入れたかったのです。主演のイーストウッドは、既にこのとき結構な年齢になっていて、頑張ってアクションなどを演じていますが、1番の注目俳優はチャーリー・シーンになるでしょう。最近のチャーリー・シーンはイマイチな人になってしまいましたが、この時期は若くてかっこいいときであり、俳優としてかなり輝いていました。作品の評価は低いのか高いのか分かりませんが、当時の有名な若手とベテラン俳優がコンビを組んだ作品として見所がある映画だと思います。この後のイーストウッドは、アクション映画の監督はしなかったと思いますので、彼のキャリアの中では一つの区切りになっているような気がします。他の出演者ではソニア・ブラガという女優も実力があり注目だと思います。

 

 

第3位.クリント・イーストウッド「ミリオンダラー・ベイビー」

クリント・イーストウッド「ミリオンダラー・ベイビー」がおすすめの理由

アカデミー賞作品賞を受賞した名作ですね。クリント・イーストウッド監督の中では代表作品になるかもしれません。最初にこの映画の予告などを見たときは、女子ボクシングの世界を描いたものかと思ったのですが、実際はかなり違うものでした。尊厳死というテーマを後半に持ってくるとは予想外です。主演のヒラリー・スワンクは、この映画で2回目のアカデミー主演女優賞獲得となりました。若くしてすごい女優になってしまったのですね。そんな女優とイーストウッドが共演するのですから、この映画が名作となったのは当然の流れのように思えます。あとは、モーガン・フリーマンも素晴らしい演技をしていますね。イーストウッド監督作品の中では1番の名バイプレイヤーと言えるでしょう。話の展開をロッキーと比べられることがあるようですが、ロッキーとはかなり違う異質の映画だと感じます。尊厳死というテーマが大きいからでしょうか。そして、低予算と短期間で製作したというところも、この映画の魅力となっているでしょう。お金と時間をかければ良い映画が作れるのではないことを物語っています。

 

 

第2位.クリント・イーストウッド「許されざる者」

クリント・イーストウッド「許されざる者」がおすすめの理由

西部劇の名作とされる映画かもしれませんが、クリント・イーストウッドとしては自ら監督を務めて、最後の西部劇映画を作ったように感じます。そうした背景があるのか、かなり特殊な西部劇映画となっていると思います。イーストウッド演じる主人公はかつての凄腕ガンマンなのですが、序盤のお金がなくて落ちぶれている姿を見て、多くの人はこの映画の世界に引き込まれたのではないでしょうか。そして話の展開としては、主人公はカウボーイを殺して賞金を得るのを目的に旅立つことになります。ここまでの展開で見ている人のほとんどは、エンターテイメントのアクション西部劇ということは頭の中から消えているでしょう。主役が悪人なのかヒーローなのか分からない話が進むのが、この映画の大きなポイントでしょう。この作品で名演技をしているモーガン・フリーマンは、イーストウッド作品の名バイプレイヤーの地位を確立したと言っていいです。話の終盤では、イーストウッド演じる主人公がかつての凄腕ガンマンとして復活するのですが、これは何か大きな怒りを発している鬼に変貌しているように見えます。

 

 

第1位.クリント・イーストウッド「硫黄島からの手紙」

クリント・イーストウッド「硫黄島からの手紙」がおすすめの理由

クリント・イーストウッド監督がチャレンジした第2次世界大戦を描いた戦争映画となります。この頃には、クリント・イーストウッドに対しての監督としての大きな評価は定着していましたが、それを受けて満を持して作った映画に見えます。硫黄島の戦いを描いた同監督の「父親たちの星条旗」という映画を、日本人側からの視点で描いた映画となります。これを一番に選んだ理由は、個人的に私が日本人であり、この映画に多くの日本人が出ているからです。特に二宮和也さんの演技が素晴らしいです。彼にはアイドルの枠を出て、他にも多くの名作映画に出て欲しいのところです。さらには、海外でも日本の映画でもお馴染みとなっている渡辺謙さんが、存在感のある人物を演じています。外国人監督が日本人を描くとなると、どうしても変な日本人像が出来上がってしまいますが、このイーストウッド監督は、しっかり日本人を描けているところがすごいです。監督のことを知らない人は、日本人監督が作った映画に見えているのではないでしょうか。クリント・イーストウッドは黒澤明監督が好きなようです。

 

 

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