ジョージ・A・ロメロ監督おすすめの映画ランキングTOP5

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ジョージ・A・ロメロ監督おすすめの映画ランキングTOP5

ジョージAロメロは、自分の好きなホラー映画を主に作り続けていて、特にゾンビ映画の第一人者な所や、ホラー映画と言えば、ただ登場人物が化け物か何かに襲われて逃げ回る様な映画ばかりですが、この監督の作るホラー映画は、ちゃんと作品ごとにメッセージが込められている所が良いです。残念ながら、2017年に亡くなられたのですが、これだけ偉大な作品を撮り続けていたのにも関わらず、あまり評価されなかった所も含めて好きです。

 

 

第5位.ジョージ・A・ロメロ「ダイアリー オブ ザ デッド」

ジョージ・A・ロメロ「ダイアリー オブ ザ デッド」がおすすめの理由

ダイアリーオブザデッドは、ジョージAロメロの2008年の作品で、主観映像によるフェイクドキュメンタリータッチの映画で、ロメロ作品の中でもかなり変わった作風です。大学生数人とその教授が、山奥で学校の課題の映画を撮影中、世界中にゾンビが溢れかえっているという情報を聞き、その状況を確かめにビデオカメラで記録しに行くという内容で、作品全体に広がるダークな雰囲気が現実の世界を投影している様な感じがします。本作品は、インターネット等の情報社会に対する批判が込められている作品で、まだ今ほどインターネットが普及されていなかった時に製作された作品なのに、まるで今現在を予言している様なメッセージにショックを受けました。観ている物に何か考えさせられる内容は、他のホラー映画には無いこの監督独自の物だと思いました。低予算で作られた映画ですがその分余計な要素が無いので、ダークな世界観や、恐怖に集中する事ができると思います。

 

 

第4位.ジョージ・A・ロメロ「ランド オブ ザ デッド」

ジョージ・A・ロメロ「ランド オブ ザ デッド」がおすすめの理由

ランドオブザデッドは、1985年の死霊のえじき以来20年ぶりに公開された作品で、今回は文明社会を享受する富裕層と、スラムに閉じ込められた貧困層と、自我を持ったゾンビとその仲間が争う内容です。また、ロメロ作品では珍しく、デニスホッパーや、アーシアアルジェント等の映画スターを起用しており、それまで低予算の映画ばかりでしたが今回は今までと違って、豪華な感じです。今回のゾンビもまた個性的で、銃や道具を使ったり、ゾンビ同士で意思の疎通を図ったり、海を歩いて渡ったりする等、他のゾンビ映画では見れないアイデアが満載です。やっぱりこの手の映画のパイオニアが考えるアイデアは他とは違うなと思わされました。また、格差社会に対する批判も盛り込まれており、貧困層を無視して自分達だけが良い思いをしている富裕層がゾンビ達に襲われるシーンは、ついゾンビ達を応援したくなります。ゴア描写も他の追随を許さず、凄まじい内容で、思わず目を背けたくなる様な仕上がりです。

 

 

第3位.ジョージ・A・ロメロ「死霊のえじき」

ジョージ・A・ロメロ「死霊のえじき」がおすすめの理由

死霊のえじきは、ジョージAロメロのゾンビ三部作の最後の作品で、本来ならもっと壮大になるはずだったのに、金銭的な理由で大幅に規模縮小せざるを得なかった映画ですが、それでも素晴らしい内容の作品です。あらすじは、完全に地上をゾンビに支配された近未来、地上から隔離された巨大地下基地での軍人と研究者達との対立を描いた作品で、襲い来るゾンビ達以外にも、極限にまで達した人間関係の構図や、ゾンビを飼育するシーンや、ゾンビでありながら、知性があり、何処か愛嬌のあるキャラが出てくる等、80年代に作られた作品とは思えない斬新なアイデアが満載です。また、冒頭とラスト以外はほとんどが地下のシーンばかりというのも関係してか、全体的に重く、緊張感の漂う内容です。グロテスクな描写もかなり徹底しており、最近のゾンビ映画と比べても全く見劣りしません。特にクライマックスのゾンビ軍団の侵入のシーンが圧巻です。この手の映画好きにはたまらない作品です。

 

 

第2位.ジョージ・A・ロメロ「ナイト オブ ザ リビングデッド」

ジョージ・A・ロメロ「ナイト オブ ザ リビングデッド」がおすすめの理由

ナイトオブザリビングデッドは、ジョージAロメロの長編映画初監督作品で、自身の映画で一番初めのゾンビ映画です。後に製作するゾンビ、死霊のえじきと合わせゾンビ三部作とも言われ、バイブル的名作です。映画が開始して余計なシーンや、やりとりが無しでいきなりゾンビが出てくる所や、館に立て籠りゾンビ達の魔の手から必死になって逃れようとする様は観ていてすごく緊張感が走り、興奮します。また、登場人物のセリフや、物語の設定の中に、当時の世相を暗喩している様な部分もあり、ただのパニック映画には無い、考えさせられる内容になっています。その他にも、当時の映画界ではタブーとされていた部分にも触れられているのが挑戦的ですごく好感が持てます。ロメロ監督の映画界や、文明社会に対する尖った姿勢がすごくカッコいいと思いました。また、映画そのものも、モノクロのせいかすごくダークで重く、どうしようも無い現実を投影したかの様な仕上がりです。

 

 

第1位.ジョージ・A・ロメロ「ゾンビ」

ジョージ・A・ロメロ「ゾンビ」がおすすめの理由

このゾンビという映画は、言わずと知れたゾンビ映画界の金字塔的超名作です。イタリアンホラー映画界の巨匠ダリオアルジェントと組んだ本作品は、世界中で大ヒットし、数々のフォロワーを生んだと言っても過言ではありません。あらすじは、世界中にゾンビが溢れかえっている混沌とする中、四人の男女が安息を求めてショッピングセンターに立て籠るといった内容で、後に製作されるゾンビ映画の手本になっている様な作品です。また、資本主義社会や、異常なまでの消費社会に対する強烈なメッセージも盛り込まれており、当時や現在にも通じるこの問題を、ゾンビ映画という表現を使って訴える所に衝撃を受けました。また、トム サヴィーニという特殊メイクの映画で後に有名になる方を起用した過激な表現等、まだCG等特殊な映像表現も無い当時の時代でこんなに面白い映画が作れるなんて信じられませんでした。また、強烈な皮肉が込められているせいか、何処か笑える部分もある所も良いです。

 

 

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