スティーヴン・スピルバーグ監督おすすめの映画ランキングTOP5

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スティーヴン・スピルバーグ監督おすすめの映画ランキングTOP5

映画を撮る為に生まれてきた天才ではないかと思います。彼の作品の中でも、SF作品が特に好みです。理由は常に新しさを感じるから。スピルバーグ作品は案外、悪意を感じる様な意地の悪い描写があったりして、それがまた面白く感じます。

 

 

第5位.スティーヴン・スピルバーグ「ターミナル」

スティーヴン・スピルバーグ「ターミナル」がおすすめの理由

空港に着いたのは良いが、移動中に国でクーデターが起きてしてしまい、政府が無くなってしまった。こんなアンラッキーな主人公、ビクター・ナボルスキーをトム・ハンクスが好演しています。パスポートが無効化してしまった彼は自国に戻る事も、アメリカに入国する事も出来なくなるという絶句状態。おかげ彼は空港での生活を、余儀なくされてしまいます。更にとにかくここの空港の職員が不親切で、彼の面倒をほとんど見ないのにカチンと来ました。ビクターは食事すらままならず、ショッピングカートを元の位置に戻した時に出る小銭をかき集めて、バーガーなどを食事にします。しかしずっと空港にいるせいか、次第に協力者や仲間が増えていくのが良いです。また彼がある女性に恋をする所から、この話がグッと面白くなります。ちょっと変わっているけど、ハートウォーミングなラブストーリーとも言えるでしょう。空港のシーンのほとんどが、セットで撮られているのも凄いです。また主人公の母国クラコウジアというのは実在しない架空の国、そんな所もスピルバーグ作品らしいなと思いました。

 

 

第4位.スティーヴン・スピルバーグ「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

スティーヴン・スピルバーグ「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」がおすすめの理由

実在の人物で元々は詐欺師であったフランク・アバグネイルをモデルに、制作された作品です。フランク役を演じたのは、レオナルド・ディカプリオ。彼はこの役がとても似合っていると思いました。タイトル「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」は日本語で言うなら「鬼さんこちら」という訳になるそうです。何不自由なく愛情のある家庭で育ってきたフランクが、両親の離婚のせいで家を飛び出し、詐欺を繰り返すという物語です。フランクは若さのせいか、恐れを知りません。航空のパイロットや医者など、到底事情が分かっていない職業の人物に見事になりすますのです。正に天才詐欺師。スッとその場に馴染む彼は、無邪気そのものです。フランクが空港でたくさんのフライトアテンダントに囲まれて歩くシーンは、スピルバーグでなければ、あんな風に撮れなかったと感じます。また彼を追うFBI捜査官カールが人情のある良い人物で、これをトム・ハンクスが演じています。ストーリーは最終的に彼が捕まり、その後FBIに協力する様になる所まで描かれています。後味の良いエンディングです。

 

 

第3位.スティーヴン・スピルバーグ「未知との遭遇」

スティーヴン・スピルバーグ「未知との遭遇」がおすすめの理由

人々と宇宙人の交流が描かれた感動作。この作品は脚本も、スピルバーグが手掛けています。主人公のロイは目撃したUFOの虜になり、その異常なのめり込み具合に周囲から呆れられ、挙句の果てには妻や子供も離れていった。そんなダメダメ夫が何処までもと宇宙人との交流に執着し、諦めないのがとても気に入りました。中でもワクワクするのは、ロイが作った模型とそっくりの山がテレビの中継で見つかるシーン。またその山を目掛けて車を走らせると、避難してきた大勢の人々のパニックに陥っているその描写も面白いです。また特にストーリー終盤、山からひょっこり巨大な宇宙船が現れるシーン。こんな何も無い様な場所に、最先端技術がぽっかり浮いている感じが異世界を感じさせてくれる。地球上の物でないものが存在するという、違和感やギャップが映像にもよく表れていると思いました。UFOからは過去に捕まっていた地球人が、次々と降りてくる。何となくちょっと怖いですが、切ない感じです。ロイは宇宙船に乗り込む事を希望し、宇宙人から受け入れられます。家族には見放されたけど、心底良かったねと思えるシーンです。

 

 

第2位.スティーヴン・スピルバーグ「激突!」

スティーヴン・スピルバーグ「激突!」がおすすめの理由

スティーヴン・スピルバーグ監督のデビュー作と言われている作品です。アメリカでは元々テレビムービーとして放映された作品ですが、出来栄えがあまりに良かった為、日本やヨーロッパなどで劇場公開されました。ちょっと目の前の大きなタンクローリーを追い抜いただけなのに、その車から延々と追いかけられ煽られるという恐怖を描いた、大傑作スリラーです。原作は『リアル・スティール』などの原作も執筆した、故リチャード・マシスン。運転手の顔が終始スクリーンに映らないので、余計に不気味に感じられました。そういうちょっとした見せ方が、やはり天才的です。途中のレストランでは、居合わせたお客の中にそのタンクローリー運転主が居る筈なのですが、誰なのかが分からないという恐怖。後半はこんな事ってあり?の連続でした。どんどんエスカレートしていくドライバーの攻撃。1時間半という短い尺の中に、面白さがギュッと詰まった作品です。また登場人物も少なく、ストーリー構成もとてもシンプルなのに全く退屈させない。爽快なラストシーンは必見です。

 

 

第1位.スティーヴン・スピルバーグ「A.I.」

スティーヴン・スピルバーグ「A.I.」がおすすめの理由

元々はスタンリー・キューブリックが、温めておいた案でした。そしてその映画化を託されたのがスピルバーグです。物語は不治の病に罹った幼い子供を持つ夫婦が、ノイローゼ気味である所から始まります。子供は新薬が開発されるまで、カプセルの中で冷凍保存されています。妻を心配した夫が子供ロボットのデイビッドを購入。デイビッドは人懐っこく母親に甘えたりして彼女の心を癒します。しかしそのタイミングで薬が開発され、奇跡的に実の息子が退院しました。しかし人間の子供と子供ロボットが共に暮らすとなると、不穏な空気が発生。デイビッドはある事故をきっかけに、実の息子の生命を脅かす存在であると誤解され、森の中に捨てられます。その後、ジゴロ・ジョーなどに出会い彼はうろうろと都市をさまよう。このネオンでキラキラしていながら退廃した感じの都市の描写が、如何にもスピルバーグ作品らしくて良かったです。またディストピアな都市で描かれるシーンには、新しいアイデアがたくさん詰まっていました。更にデイビッドが自分を製造したメーカーを訪ねた時、同じ箱がずらりと並ぶ不気味な光景。デイビッドは母親の愛情を求め続けますが、それはその様にプログラムされているからという理由も、実に気味が悪くそこがまた良いと思いました。

 

 

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