本広克行監督おすすめの映画ランキングTOP5

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本広克行監督おすすめの映画ランキングTOP5

カメラアングルや音楽のセンス、テンポの良い言葉のキャッチボール、役者の個性を引き出す能力、そしてシリアスな場面はしっかり魅せれる。そんな多才な映画監督だと思います。凄いなと思うのは、心に残る名言が多い事。これは才能がないと出来ない事です。

 

 

第5位.本広克行「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」

本広克行「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」がおすすめの理由

「踊る大捜査線シリーズ」の劇場版2作目です。実写邦画歴代興行収入第1位。シリーズの映画の中でも、とても人気の高い作品です。湾岸署管内で、「変死体」、「スリ事件」、「噛みつき魔」など、複数の事件が同時に発生します。殺人事件に対し、湾岸署内に「特別捜査本部」が設置され、本庁から女性管理官がやって来て本部長となります。しかし、女性管理官は所轄の刑事を軽視し捜査に加えず、湾岸署員との間に確執が生まれます。犯人を追っていた女性刑事が撃たれ、捜査員達はついに声を上げます。いつもの笑ってしまうシーンもありつつ、とてもメッセージ性の強い作品だと思います。「監視社会」、「ネット犯罪」、「トップダウン方式」、「女性軽視」など、現代にも通じるようなアンチテーゼが散りばめられた作品です。またこの映画は、和久さん役の「いかりや長介」さんの遺作となった作品でもあります。本当に、素晴らしい役者さんでした。最後の演技を是非見て下さい。

 

 

第4位.本広克行「交渉人 真下正義」

本広克行「交渉人 真下正義」がおすすめの理由

踊る大捜査線シリーズでおなじみ、「真下警視」の活躍を描いたスピンオフ作品です。あまりスピンオフ物には、面白かった映画が少ないイメージなのですが、この作品はとてもおすすめです。主演のユースケ・サンタマリアさんが、いつものお笑いキャラを封印し、冷静沈着な「交渉人」ネゴシエイターを演じています。地下鉄の、最新鋭試験車両・通称「クモ」が何者かに乗っ取られます。爆弾が仕掛けられ、路線図に描かれていない線路を移動するクモ。そして、犯人に指名される形で、真下警視が招集されますが、犯人の魔の手は、クリスマスデートの相手である、雪乃さんにまで迫ります。交渉人としての、犯人との高度な神経戦、信頼をしてもらえない現場警察官や地下鉄職員との人間模様、そして安定の笑いを含めた、絶妙なバランスで構築された本広監督劇場が健在です。一部の「踊るシリーズ」出演者や、ちょっとクスっとしてしまう他刑事物の出演者もおり、「踊るシリーズ」を観ていない人でも、しっかり楽しめ作品になっています。

 

 

第3位.本広克行「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」

本広克行「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」がおすすめの理由

頭の中で思った事が、思念となって周りの人に伝わってしまう、特殊な症状を持った「サトラレ」のお話。安藤政信さん主演。外科医を目指すサトラレの青年は、周囲から監視をされながらも、それを知らずに生活を送っています。1000万人に1人の確立で生まれてくるサトラレは、国益に関わる程の天才が多く、日本政府から「サトラレ保護法」という法律で保護されています。しかし、サトラレ自身がその事実を知ると、精神に異常をきたす可能性があるので、周囲の人はあの手この手で隠してしまいます。好きな女性がいても、想っている気持ちが、本人含め周囲に伝わるため避けられてしまったり、自分の夢があっても、周囲にコントロールされて諦めてしまいます。しかし、そんな彼の正直な思いが、周りの人の心を動かします。本広監督の映画の中では、あまり笑いというよりは、感動的な映画になります。自分の想いを正直に伝える事の大切さを、サトラレが教えてくれます。

 

 

第2位.本広克行「踊る大捜査線 THE MOVIE」

本広克行「踊る大捜査線 THE MOVIE」がおすすめの理由

「踊る大捜査線シリーズ」の劇場版1作目です。副題は「湾岸署最悪の3日間!」。湾岸署管轄内で、ネットを使った猟奇殺人、警視庁副総監の誘拐事件、署内での窃盗事件など、複数の事件が同時に起こり、ドタバタの3日間を描いた作品です。残忍な事件の描写、インターネットの普及により変化した犯罪、警察内部の官僚主義と現場の軋轢など、シリアスな場面もしっかり描きつつ、湾岸署メンバーのドタバタ騒ぎもしっかり描かれていて、笑いが止まりません。署長をはじめ、役者全員が本当に個性的なのが、この作品の魅力ですね。特に、この作品で「助演男優賞」に選ばれた和久さん役の、いかりや長介さんがいぶし銀の演技を見せ、天才猟奇犯罪者という役柄で出演した小泉今日子さんも、当時はトラウマになるぐらいの、恐怖の犯罪者っぷりを見せてくれています。「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ」という青島刑事の言葉は、邦画史に残る名言です。

 

 

第1位.本広克行「サマータイムマシーンブルース」

本広克行「サマータイムマシーンブルース」がおすすめの理由

本広監督の作品で、ダントツに一番好きなのがこの作品です。私の中では、映画史上最高のB級映画と呼んでいます。ある夏の暑い日、大学のSF研究会の部室に、突然「タイムマシーン」が現れます。学生達はその貴重なタイムマシーンを、「前日に壊れた、クーラーのリモコンを取って来る」という、非常に身近で馬鹿馬鹿しい事に使用します。しかし、過去を変える事で、現代が破壊されてしまう可能性を知り、その痕跡を消すために過去へ未来へと大騒動が巻き起こります。今や、有名人になってしまったムロツヨシさんのデビュー作でもあり、少し細めの身体ながらも存在感を出しています。この作品は、舞台が原作の作品なのですが、その舞台俳優さん達も出演しており、濃すぎる個性でツッコミ所だらけです。ヒロインの上野樹里さんも、可愛いさの中にコミカルさも出せる。稀有な存在感を放っています。非常にしっかりした伏線管理もされていて、タイムマシーン物なので、何回も見たくなる、何回も見た方がさらに面白くなる、そんな作品です。

 

 

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