ティム・ストーリー監督おすすめの映画ランキングTOP5
わりと手掛けている作品にはコミカルな表情や動きをするキャラクターが多い印象を受ける。大ヒット作品を手掛けているイメージはないが、全体的にシリアスなシーンでもそれほど重くなく見られコメディ作品との相性が良い監督であると感じる。
第5位.ティム・ストーリー「ブラザー・ミッション -ライド・アロング2-」
ティム・ストーリー「ブラザー・ミッション -ライド・アロング2-」がおすすめの理由
シリーズ2作目で義理の兄弟となるであろうベンとジェームズのデコボココンビがパワーアップしている所が見どころである。特に新人刑事となったベンの失敗騒動がコメディぽい演出でかなり笑える。そのベンの行動にシビアな顔をしているジェームズという構図がバディものとしてかなり異色に思える。何よりおしゃべり怪獣ともいうべきベンの話術がわりと勉強になるのも面白い。個人的にはジェームズと同じくベンは刑事には向いていないと思ってしまうが一緒にいて楽しい男であるのは分かるためアンジェラが彼に惚れこんでいるのは理解できる設定なのも感情移入しやすい。逆に刑事としては有能だがイマイチ人望に恵まれていない男ジェームズの不器用さも上手く表現されておりなんだかんだで二人そろっていないと一人前ではないというのがこの男達の最大の魅力である。とはいえはたから見ていればベンのしりぬぐいをしているジェームズという構図にしか見えず兄弟になったらますます問題山積みだろうなと次回作があれば期待したい映画である。
第4位.ティム・ストーリー「ライド・アロング〜相棒見習い〜」
ティム・ストーリー「ライド・アロング〜相棒見習い〜」がおすすめの理由
ゲームオタクなのに話上手というベンのキャラクター設定に若干の疑問は残るがそこに臆病という性格があるためわりといるかもしれないと思わせてくれる所が面白い。またその彼女のお兄さんである堅物刑事ジェームズが彼にドッキリを仕掛けていくシーンは意地悪だけど民間人である彼に気遣ってケガをしないよう配慮している所は善良な刑事である事が分かって非常に共感できる。特に不本意ながら本物の現場につれていくはめになったジェームズとドッキリだと思い込んでいるベンが本物の現場である事を知って震えあがってしまうシーンはコントっぽくて大いに笑える。またゲームオタクであるベンの知識が意外と役に立つのも良かった。とはいえ銃の音まで記憶しているのにはかなり驚きである。これにはジェームズも良い意味で驚かされているのが良かった。何より最終的にゲーム仲間達が事件解決に大きく貢献するのは個人的には非常にうれしい。しかも彼らは現場にいないというのがなんともオタクらしくてリアリティを感じた。
第3位.ティム・ストーリー「ファンタスティック・フォー」
ティム・ストーリー「ファンタスティック・フォー」がおすすめの理由
結構王道なスーパーヒーロー系のストーリーが展開されているがティム・ストーリーが監督であるためかかなりの割合でコメディっぽい演出が目立つのが特徴。かっこいいチーム名にも関わらず出てくる人達がみななんとなく残念感漂うオーラをまとっているのが実の面白い。特にヒーローである主人公4人のキャラクターが超人的な力を持っているのに人間的というか大部分で一番ポンコツなのが面白い。特にどう考えても主人公キャラであるジョニーに喰われそうでたえているリードにどこぞの頭が良い系主人公より人間味が感じられて応援したくなるのも良かった。その能力も体が伸びるという地味だけどわりと役に立つというのも面白い。故に4人で一人前というのがとても共感できる。そのため敵役となるヴィクター博士の有能ぷりが際立っていて普通にかっこいいのが良い意味で笑える。とはいえ頭も良く能力もあったため自分なら何でもできると思ってしまったがために悪に落ちた人物にも見えて考えさせられた。
第2位.ティム・ストーリー「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」
ティム・ストーリー「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」がおすすめの理由
個人的にストーリー冒頭に出てきた日本の描写がビミョーな事が気になったがそれ以外は相変わらずコメディな感じで進んでいくのが良い。とはいえ前作品に比べればかなり王道でかっこいいSF作品に仕上がっていたという感想を持つ。とはいえ能力が入れ替わってしまったスーザンとジョニーのやり取りはコントにしか見えずとても笑った。特にスーザン炎に焼かれて公共の場で裸になってしまったシーンはなんともアメリカン的な演出で感嘆と面白さが融合していた。そして今回もラスボスさながらに登場したヴィクターの野心的で知能犯なキャラクター設定は相変わらず見ている番組違ったかなというぐらい有能っぷりを発揮していてリード頑張らないとキャラ薄くなっちゃうよと普通に応援したくなる。下手したらヘイガー将軍の方がファンタスティックフォーより活躍できるのではと思ってしまうシーンもあり主人公達が不憫に思えてくる所もヒーローものとしては珍しい。しかもいいところ新参者の宇宙人に取られている所も笑える。
第1位.ティム・ストーリー「TAXI NY」
ティム・ストーリー「TAXI NY」がおすすめの理由
フランス映画のTAXIシリーズをアメリカがリメイクした作品であるが本家とはまた違った演出と登場人物で面白い。特に本家は男性ドライバーが主人公だったがこちらは女性ドライバーで彼女らしいキャラクターがきちんと作られていたのが良かった。しかも彼女と敵対する連中は主人公よりも華やかな女性達というのが多くの同性たちの支持を集められると思う。何より改造されまくっているタクシーの無双シーンが素晴らしくスカッとできる。できればもう少しカーチェイスが見たかったかもとは感じる。彼女の相棒となる運転オンチの警察官の男も良い味を出していて画面に映るたびに笑える。何よりコメディ映画らしくかなりポンコツな男にデフォルメされているのも良かった。BGMも予想以上にかっこいいのもギャップ萌えで楽しい。全体的に見終わった後に一体なんだったんだという感想を持てるバカバカしさが何よりの魅力である。この主人公コンビの関係性も恋愛ではなく、別に男がいるというのも個人的には評価したいところである。
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