ジョエル&イーサン・コーエン監督おすすめの映画ランキングTOP5

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ジョエル&イーサン・コーエン監督おすすめの映画ランキングTOP5

コーエン兄弟の作品には、おバカな犯罪コンビや怖いけど憎めない殺し屋が必ず出てきます。そんな登場人物が好きです。ただのブラックユーモアに終わらず、観る人に親近感と自戒を込めて描いている点が魅力だと思いました。

 

 

第5位.ジョエル&イーサン・コーエン「赤ちゃん泥棒」

ジョエル&イーサン・コーエン「赤ちゃん泥棒」がおすすめの理由

ニコラス・ケイジとホリー・ハンター演じる夫婦が、大金待ちの家に生まれた5つ子を盗もうと画策するドタバタコメディです。楽しくて分かりやすい展開。それでいて、テンポよく笑えます。1987年に公開された映画なので、若干の古さはあるけれど、人気者になる前のニコラス・ケイジを観れる貴重な作品です。お金では買えない、真の幸せとは何かと語りかけていて、見終わった後納得します。誘拐や盗みを繰り返す夫婦の妻を演じる、ホリー・ハンターも可愛い。本当の悪党なんていないのだとしみじみ思います。コーエン兄弟の初期の作品では1番好き。現在の作品と比べれば、ブラックユーモアも少なく、雰囲気もゆるい感じだけどファミリー向けにおすすめです。特に5つ子たちのハイハイする姿のかわいらしさにやられてしまうのではないでしょうか。人間の良い点も悪い点も温かく、時に厳しく描くコーエン兄弟のまなざしが光る作品だと思います。私は。ラストの食事のシーンが忘れられません。

 

 

第4位.ジョエル&イーサン・コーエン「インサイド・ルーウィン・ディビス 名もなき男の歌」

ジョエル&イーサン・コーエン「インサイド・ルーウィン・ディビス 名もなき男の歌」がおすすめの理由

売れないミュージシャン、ルーウィン・ディビスの1週間を描いた音楽映画です。音楽で生計を立てる厳しさとそんな主人公に寄り添う猫。猫が主役なのか?と思うほど、猫に振り回されてしまうルーウィンが面白いです。この作品は、ルーウィンの歌声と猫の行動が軸になっているけれど、とても危機的状況なのに笑えるというのが、コーエン兄弟独特のユーモアセンスの良さを感じます。ルーウィンを演じる、オスカー・アイザックの美声に酔いしれつつ、自分の人生を見つめ直したい時に観たい映画だと思います。音楽好きな人はもちろんのこと、ぜひ猫好きな人にもおすすめしたい。愛すべきダメ男の物語というテーマは、コーエン兄弟の作品にずっと流れています。それが私の好きな理由です。また、ルーウィンの恋人ジーンを演じるキャリー・マリガンの口うるさい感じもいい。世間に認められないまま消えてゆく才能であっても、誰かひとりの心に残ることができたらそれでいい。宝物のような1週間を体験できる作品です。

 

 

第3位.ジョエル&イーサン・コーエン「トゥルー・グリット」

ジョエル&イーサン・コーエン「トゥルー・グリット」がおすすめの理由

コーエン兄弟の映画では、めずらしく西部劇なのですが、古臭さを全く感じさせない作品です。元々この作品は、「勇気ある西部劇」をリメイクしたもの。コーエン兄弟の常連俳優であるジョシュ・ブローリン、意外?とも見えるマット・ディモン、ジェフ・ブリジスの三者が競演いています。彼らが演じると、極悪人ではなく愛すべき悪党に見えるから不思議。14歳のヒロインを演じた、ヘンリー・スタインフェルドも可愛らしい。コーエン兄弟が描く女性像は皆、自立していて自分の信念を貫く姿勢が素晴らしいです。西部劇があまり好きでない人にもおすすめしたい。見どころは、三者の対立構図がはっきり描かれていて、変化がある点です。ヒロインがどうなるのか最後までハラハラしました。表現の形は変わっても、時代に受け入れられるコーエン流の演出が光る作品だと思います。また、渋い男たちの闘いが観たいという人にもおすすめです。ヒロインの淡い初恋にも注目して下さい。

 

 

第2位.ジョエル&イーサン・コーエン「ノーカントリー」

ジョエル&イーサン・コーエン「ノーカントリー」がおすすめの理由

ジョシュ・ブローリン演じるベトナム帰還兵と、バルデム演じる殺し屋シガー。彼らを追う保安官の攻防を描いたクライムサスペンス。泣く子も黙る最恐の殺し屋シガーがものすごく怖いです。この映画を観て、1週間眠れませんでした。シガーの容赦のない殺し、ベトナム帰還兵の居場所を求めて彷徨う心情、退官前の保安官の老いへの自覚など、現代のアメリカの闇を象徴している作品だと思いました。一度観ただけでは。理解できない部分も多く、ただ怖いだけで終わってしまうかもしれません。そこで、おすすめなのは、映画の原作となった小説「血と暴力の国」を読むことです。読んだ後に作品の全体像が見えてきます。見どころは、殺し屋シガーが、感情もなく出会った人を次々と殺してゆくシーンです。加えて、ベトナム帰還兵、シガー、保安官三者のセリフや前半と後半の展開の変化に注意して観ることをおすすめします。この映画を観ると、他のクライムサスペンスが緩く感じるほど、衝撃度はマックスです。

 

 

第1位.ジョエル&イーサン・コーエン「ファーゴ」

ジョエル&イーサン・コーエン「ファーゴ」がおすすめの理由

雪に広がる鮮血。アメリカ、ミネソタ州ファーゴで起きた事件は実話だという触書きだが、実は全くの嘘だという。二重の意味で面白いクライムサスペンスです。この作品には、事件を起こす側として、間抜けな、車会社のディラーやおバカな2人組、事件を捜査する側として妊娠中の警官が登場します。コーエン作品独特の登場人物が、みな個性的でかつ強烈な存在感を発揮しています。見どころは、殺しのシーンではなく、警官がゲロを吐くシーンやブシュミ演じる小さい男が延々としゃべくりまくるシーンです。本当にコミカルでブラックな展開に笑えます。つい、本編よりも面白いのですが、終盤になるにつれ、不思議なことに犯罪者側に同情心が生まれてしまうので要注意です。クライムサスペンスでありながら、こんな日常もあり得るのではと思わせるのがコーエンマジックだと思います。また、女警官を演じるフランシス・マクドーマンも魅力です。彼女は、コーエン兄弟の作品に欠かせない存在かつ兄ジョエルの妻です。そんな点にも注目して観て下さい。

 

 

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