ノア・バームバック監督おすすめの映画ランキングTOP5

スポンサーリンク
entry
スポンサーリンク

ノア・バームバック監督おすすめの映画ランキングTOP5

笑うに笑えないタイプのシュールなコメディセンスと、ニューヨークの撮り方がリアルでオシャレです。淡々としたテンポの中にじんわり深いテーマを込めて、観た後も余韻が残る作品群。単純なハリウッド映画作家ではないアメリカ人監督です。

 

 

第5位.ノア・バームバック「ベン・スティラー人生は最悪だ!」

ベン・スティラー人生は最悪だ!

ノア・バームバック「ベン・スティラー人生は最悪だ!」がおすすめの理由

昔バンドでプロ目指しながらフリーターやってて気づいたら貧乏の中年になってたり、なりそうな人は刺さりすぎる映画。諦めきれないからこそ、かなわなかった現実の世界が憎らしくてしょうがない。うまくいかないとき、人のせいにしたくなることは誰でもあるけれど、それがいくとこまでいって完全にこじらせてしまった主人公。ベンスティラー本人は才人なのに鬱々とした中年感が似合う。彫りが深すぎるからでしょうか。グレタガーウィグがぽっちゃりしていて、ヒロインのボサッとした性格を体現しています。優しすぎて近くにいるとイライラしてきそうなタイプに、甘えきってわがままというか傲慢の限りを尽くす男。観ていると、さすがにこの人はダメだ、捨てよう。と言いたくなる場面が何度もあります。この2人だから絶妙なバランスで成り立っているのだけど、メンヘラ同士にもみえる。hurt people hurt people(傷ついている人は人を傷つける)は、名言。主人公の気持ちを表しているし、世の中の心理、そしてノアバームバック監督の作品に通じるテーマだとも思いました。挫折を経験した人にはなかなか通じるところがある作品だと思います。

 

 

第4位.ノア・バームバック「イカとクジラ」

ノア・バームバック「イカとクジラ」がおすすめの理由

コメディではなく、なかなかヘビーな自伝映画だと思います。最初のテニスシーンのギスギスしたやりとりがこの家族の関係図をまさに描いています。両親から離婚するよって宣告された後に鏡で顔を見ながら、ここはどっち似?ってお母さんに聞くのがすごく切ない。家族の変化を期に、どんどんすれていく弟。離婚の精神的ダメージの深刻さが異常行為に現れていく悲惨さ。傲慢知己な父親はマイヤーウィッツ家の人々の父親像にも重なります。同業者の夫婦は難しい。アーティストの子供は大変。親が自分のことしか考えてない。映画のタイトルがお兄ちゃんの思い出のことだとわかったときにとても切なくなりました。お母さんを責めることで平穏を保っていたところに父親の浮気現場に居合わせて居場所がなくなってしまう。お兄ちゃんだって泣くよね。兄弟で支え合っていきそうなやりとりが最後に少しみれてほほえましかったです。思い出の場所に一人で行くお兄ちゃんのラストシーンは、これからのことも乗り越えて行ける暗示にも見えて感慨深い終わり方でした。猫は帰ってきたのだろうか。ジェシーアイゼンバーグが歌うシーンが初々しくて珍しくていいです。

 

 

第3位.ノア・バームバック「フランシス・ハ」

ノア・バームバック「フランシス・ハ」がおすすめの理由

27歳、若いようで若くない境界線。女子が一気に結婚しだす、人生に焦りが生じ出す年齢の気がします。フリーターをだらだらとやり続けている主人公。夢ややりたいことがあるから周りのフラフラしてる人よりましと自分に言い聞かせる。目標に向かって行動を起こしてるっちゃ起こしてるし。やりたくもない仕事で正社員になって毎日出勤するのは自分が求めてる人生じゃないから。この中途半端な心境がとてもリアルです。普通の人生というものを見下して過ごしていたら気づいたら普通以下の生活をしている。若さゆえの自分に高すぎる理想を掲げ、だけど実は結構ギリギリのとこまで来てるんじゃないかって現実も見え出してくる。誰がいってるかわからない30までは大丈夫って世評と、不意に隣から言われるもう27歳?なにやってるの?の平手打ちを行ったり来たりする不安定な気持ちすごく共感しました。周りの友人達のちょっと鼻につく遠慮ない行動も、こういうやついるよね感がリアルでした。グレタガーウィグの主張しないあたたかい人間味と、運動神経の良さ。走ってるときの姿勢がキレイで、音楽と相まって気持ちいいシーン。タイトルの理由、特に意味はないけどあははとなる感じ、とても好きです。ほっこりします。

 

 

第2位.ノア・バームバック「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)

ノア・バームバック「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」がおすすめの理由

Netflix配信の監督最新作。ベンスティラーとアダムサンドラーが共演というところだけでアメリカンコメディ好きだったら必観です。兄弟で親の愛情を競い合うのは年齢に関係なく、めちゃくちゃな親だからこそ本当は愛されてたと感じたいかのようでした。遺産整理とか財産整理って一番現実的に考えてる人が悪者にされますよね。映画の中の、彫刻家の父親にろくなやつはいない。そして老人のニット帽は間違いなくかわいい。エマトンプソンは天然ブッ飛びおばちゃんがよく似合います。イライザがかわいい、髪を切ってもかわいい、ヌードになっても終始かわいかったです。長女ジーンが感情を表に出さないながらも、微妙な表情で演じているのが見事でした。女優陣がすごくよかったです。ベンスティラーが登場時に来てるブルーのスーツ、仕事着でさらっと着てるけどすごくおしゃれでした。劇中で歌うシーンがいくつかあってどの曲もキャッチーでサントラ欲しくなりました。特に親子で歌う曲がすごく素敵でした。♪mummy and dady and genius girl〜 50回目のファーストキスで歌う曲もすごくかわいいし、アダムサンドラー映画で毎回歌っておくれ。

 

 

第1位.ノア・バームバック「ヤング・アダルト・ニューヨーク」

ノア・バームバック「ヤング・アダルト・ニューヨーク」がおすすめの理由

おしゃれで生意気で、若さゆえの無敵感。こんな年下男子から仲良くしましょうよって誘われたらそりゃ舞い上がってしまうよ。この夫婦は元々自分達の居場所が見つけられずに過ごしてきたからこの二人との出会いが運命的に感じたんだと思います。実際線路を歩くことのなにが良いのかも分からないし、有名人の電話番号知ってるかって聞いて回ったのを集めてドキュメンタリーですって全く中身がない。だけどなんかおしゃれっぽいとか、初めて聞いたことだからクリエイティブに見えたり、ハマるとなんでも素敵にみえてくる。恋愛についての話みたいでした。ウソをつかれて別れてしまったら、すべてが虚しく無駄に思えるけど、共有した時間の価値は変わらない。アダムドライバーの魅力が溢れています。とにかくかっこいいです。仕草に迷いがないというか、自信が溢れている感じの表現が良いです。内股の歩き方が好き。ずる賢い感じがすごく上手いです。ごはんを奢ってもらって当然の態度だったり、自転車で並走していて遅れているジョシュに気づきもしないあたり、始めから全く上に見ていない。アボカドのアイスクリームがすごく美味しそうです。中年のヒップホップダンスはイタい。

 

 

コメント