ジャウム・コレット=セラ監督おすすめの映画ランキングTOP5

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ジャウム・コレット=セラ監督おすすめの映画ランキングTOP5

B級映画の様な雰囲気を漂わせながらも、常に期待以上に面白い映画を撮る監督といった印象です。細部まで手を抜かず作品が作り込まれていて、ちょっとしたカメラワークなども凝っています。都市を上空から撮るシーンなどは、彼の作品だなと分かる程特徴的です。

 

 

第5位.ジャウム・コレット=セラ「ラン・オールナイト」

ジャウム・コレット=セラ「ラン・オールナイト」がおすすめの理由

舞台はニューヨーク。リーアム・ニーソン主演のノンストップアクション作品です。いかついマフィアのボス、ショーン役にはエド・ハリス。本作品はカーチェイスシーンなど、派手なアクションの見せ場が盛り沢山といった印象。物語はジミーに自分の息子を殺されたショーンが怒り狂い、ジミーとその息子マイケルに復讐をしようとする話です。けれども元々はマフィアの息子が、安易に何人もの人を惨殺した事が引き金となった。しかしジミー親子はこの件で、警察とマフィアを両方一気に敵に回すという最悪の状況に追い込まれます。確かにジミーは酒浸りの日々を過ごしているが、過去には殺し屋だった。しかし息子のマイケルは子供にボクシングを教えながら、運転手の仕事をし、妻子を大事にする真面目な人なのです。そこでジミーは息子の家族や息子を守る為、1晩の間ありとあらゆる手を尽くすという話。そもそもなぜこの様な事になってしまったのか?の部分に物語としての説得力があり、好感が持てます。またラストにはマイケルの無実が、一人の少年の証言によって証明されるのが良い。ストーリーの最後の最後に見せる決闘のシーンでは、『続・荒野の用心棒』を思い出させてくれました。

 

 

第4位.ジャウム・コレット=セラ「フライト・ゲーム」

ジャウム・コレット=セラ「フライト・ゲーム」がおすすめの理由

2014年製作、ジャウム・コレット=セラ監督のサスペンスアクション映画です。主人公ビル役を演じるリーアム・ニーソンと、監督がタッグを組むのはこの作品が2度目。前回このコンビで制作されたアンノウンが思いの外面白かった為、期待度はかなり高かったのですが、それを裏切られる事なく楽しく鑑賞出来ました。航空保安官であるビルは、業務で飛行機に乗り込むのですが、その直前に自分の車の中で酒を軽く飲んでいきます。その上彼はスモーカー。機内は禁煙なので、中学生の様にトイレでたばこを吸ったりしています。そんなビルの携帯電話に脅迫メールが入る。その内容は1億5千万ドルを、ある口座に入金しろという内容のもの。メールの送り主は同じ飛行機に同乗しているらしく、犯人は機内にいる人を20分置きに1人殺すと脅してきます。機内の怪しいと思われる人物や協力者などが次々とスクリーンに現れ、ビル同様観客も誰が犯人なのか分からないというハラハラサスペンス。ビルは犯人を捜すべく色んな事を試みるのですが、次第に乗客から信用を失っていく。その不安定な心理描写が、リーアム・ニーソンの困った顔やカメラワークで表現されていて良いと思いました。

 

 

第3位.ジャウム・コレット=セラ「アンノウン」

ジャウム・コレット=セラ「アンノウン」がおすすめの理由

2011年製作の、サスペンスアクション映画です。主演はリーアム・ニーソン。ストーリーは主人公の植物学者のマーティン・ハリス博士が、妻とベルリンに到着する所から始まります。彼は国際学会に出席する予定だった。しかしホテルに着いた時点で空港に忘れ物をしたと気付いた彼は、妻を残して空港に戻ろうとします。しかし乗ったタクシーが事故に遭い、車ごと河に落ちてしまう。どうにか助かった彼は病院で目覚め、ホテルに向かいます。目が覚めると昏睡状態にあった様で、既に4日も経っていた。慌てて妻の元へ戻ると「あなたの事を知らない」と言われてしまい、超パニックに。そんな馬鹿な!と思い彼は足掻きますが、パスポートをはじめ、自分を証明するものがない。正直言えば、主人公が周りの人達から信用されない中、頑張るスタイルの話だと思いました。例えば『フライトプラン』や『バルカン超特急』などに似た、ミステリー。そこでマーティン・ハリス博士にとことん感情移入し、彼が彼として証明されるのを心待ちにしていたのですが、あっさり裏切られる。そのかなり大きなどんでん返しは、これまでにあまりない類の発想で、面白いなと素直に思いました。

 

 

第2位.ジャウム・コレット=セラ「トレイン・ミッション」

ジャウム・コレット=セラ「トレイン・ミッション」がおすすめの理由

リーアム・ニーソンが演じる主人公マイケルは、真面目に保険会社に勤める会社員。彼には愛する妻と息子がいて、マイケルは息子の進学の為にせっせと通勤電車に乗って毎日会社に勤めました。しかし彼はある日突然会社をクビになる。その事を妻に話せずに、毎日家から出勤するふりをしている様子。彼が毎日乗り続けた通勤列車は、顔なじみばかり。その日も彼が列車に乗っていると、知らない女性に話しかけられ、いきなりミッションを言い渡されます。報酬額は高額でと職を失った彼にとっては喉から手が出る程欲しい現金です。彼はうっかりそのお金に手を出してしまいますが、それがえらい事件と繋がっていくのが面白いです。ミッションの内容がユニークで、乗客の中で顔なじみではない人を探して欲しいというもの。その人はプリンという名で、コールド・スプリング駅まで乗るのだと言います。嵌められたと思った時はもう遅く、列車内でマイケルに関わった人物に悲劇が襲いかかる。その上その女は、彼の妻子も脅かすような事を仄めかします。しかし常連客であるにも拘らず終始列車のあらゆる車両をうろうろする様は、どう見ても彼が一番怪しい。ほぼ1本の列車の中で、物語が進んでいくのも良いです。

 

 

第1位.ジャウム・コレット=セラ「エスター」

ジャウム・コレット=セラ「エスター」がおすすめの理由

2009年製作、ジャウム・コレット=セラ監督の大傑作ホラー映画です。作品タイトルにもなっているエスターという女の子が最初の内は非常に可愛らしいのですが、徐々に本性が明かされていく過程とその恐怖が、惨たらしく描かれています。エスターはコールマン夫妻に迎え入れられた養子です。小学生ぐらいの年齢なのですが、ちょっと大人びた事を言ったり、腕と首に必ずリボンを巻いていたりと少し不思議な所があります。アレッと思いますが、これが後々明かされる事実の伏線になっています。夫妻には実の息子と娘が1人ずついますが、兄の方はエスターとより少し年上で、何となく彼女の事を良く思っていない様子。対して妹の方はもっと幼く、その上難聴の為手話を使って会話をしています。
途中エスターが異常な子供である事に母親のケイトは気が付きますが、夫はなかなか気が付かない。その鈍感さに相当イライラさせられますが、夫がエスターの不気味さに気付いた時は、時既に遅し、といった感じです。エスターの考えるその陰湿な手口が凄い。最後まで目が離せない展開の連続です。

 

 

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